山形市の秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」が、今年も同市の馬見ケ崎川河川敷で17日に開かれる。1992年の第4回から計約77万食の芋煮を作ってきた直径6メートルの大鍋「2代目鍋太郎」は経年劣化のため今回で引退、最後の大舞台で3万食の芋煮を提供する。関係者はさらにスケールアップした3代目を作ろうと、来年に向けて既に準備を始めている。 現在の2代目鍋太郎はアルミ合金製で重さ約3.2トン。89年に始まったフェスティバルで第3回まで使われた直径5.6メートルの初代に続いて登場し、第4回から使われてきた。普段は会場近くの道路脇に展示され、毎年本番前にクレーンで会場に運ばれる。 風雨にさらされて経年劣化が進んだことから、近年は溶接部分などに傷みが目立ち、検査や補修に毎年数百万円の費用がかかるようになっていた。 今年のフェスティバルでは、鍋太郎の引退セレモニーも開かれる。山形商工会議所青年部の高