ダンテの『神曲』地獄篇第7曲のサタンにまつわる言葉を記したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の写真を持つ男性。イタリアの首都ローマで行われた、政府の新型コロナウイルス対策に反対するデモで(2020年9月5日撮影)。(c)Vincenzo PINTO / AFP 【10月7日 AFP】米国生まれの陰謀論「Qアノン(QAnon)」が、新型コロナウイルス流行であおられる恐怖に乗じて、欧州に根を張ろうとしている。 Qアノンは2017年、「Q」という米政府高官とされる人物のソーシャルメディアへの投稿から始まった。Qの主張は、世界中で「悪魔崇拝的」な児童性的虐待と人身売買を行い、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に敵対する一派が「新世界秩序」を画策しているというものだった。 この陰謀論が、欧州のワクチン反対派や白人至上主義者、政府に不信感を抱く人々らに受け入れられ始めている。
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