サハラの砂の中から見つかった「やつ」 その小さな「やつ」は、サハラ砂漠の東の端、チュニジア南部の小さな町マトマタから見つかった。もしあなたが『スター・ウォーズ』のファンなら、マトマタがそのロケ地であり、ルーク・スカイウォーカーの家があるのを思い出すかもしれない。 さておき、マトマタで採った砂の中から見つかった「やつ」の体長は幅0.0006ミリメートルほど、長さはいろいろ変わるのだが、時に0.03ミリメートルを超える。のちにすごい新種となる「やつ」は、とっても小さいので僕たちの肉眼にはまったく見えない(写真1)。フォースの源たるミディ=クロリアン(知性をもつ小さな生命体)が見えないのと同じように。 写真1:サハラ砂漠の砂から見つけた「やつ」の顕微鏡写真。わさわさと増えたところを撮影。黒色の線の長さが0.01ミリメートルなので、とっても小さい。僕たちの肉眼では決して見えない。(画像:中井亮佑・