ソニーは、年末商戦期に投入する次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の生産数を倍増し、年末までに1000万台とすることを決めた。新型コロナウイルス拡大に伴う需要増が理由。複数の関係者が明らかにした。 関係者によれば、ソニーはゲーム機の組み立て業者や部品を供給する複数のサプライヤーに意向を伝えた。ただ年末商戦のゲーム機の販売には、物流が障害となる可能性もある。情報が公になっていていないため、関係者は匿名で取材に応じた。ブルームバーグは4月、ソニーの2021年3月末までの生産見通しを500万から600万台と報じていた。 生産上積みは日本経済新聞電子版が先に報道した。ソニーの広報担当者からの回答は得られていない。 PS5はPS4から7年ぶりの新機種。本体価格や発売日は公表されていない。