ソフトウェアエンジニアとして、チームでの「ふりかえり」に500回*1ばかり取り組んできた中で、「ふりかえり」とは、「チームという複雑系をよりよくするための実験にコミットする道のり」である、という理解に行き着いた。 これが真理である、というよりは、自分なりの整理の枠組みみたいなものなんだけど、ふりかえりという活動を見つめ直す役には立つんじゃないかなと思うので、解説してみたい。 「ふりかえり」とは、チームをよりよくするために立ち止まって話し合うこと 「ふりかえり」とは、実験を考案してその実施にコミットすること 「チーム」とは、目的を持つ複雑系(complex system) 「チーム」の目的の1つは、価値を生み出すこと 「チーム」の目的の1つは、学習・成長すること 複雑系において、あらゆる介入は本質的に実験 課題は「見い出す」もの 「ふりかえり」の道のりもまた、システムに影響を与える 「ふりか