原油相場、さらなる上昇圧力 ＯＰＥＣが生産枠拡大見送り （フジサンケイ ビジネスアイ） - Yahoo!ニュース

石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）が８日にウィーンで開いた総会で生産枠引き上げの合意を見送り、１バレル＝１００ドル前後の高値圏で推移している原油相場に、さらなる上昇圧力が加わった。 欧米の消費国では夏場にかけガソリン需要も高まる。需給は逼迫（ひっぱく）し始めており、ＯＰＥＣへの国際的な増産圧力は続きそうだ。 ＯＰＥＣ諸国は過去１０年、意見の相違はありながらも、原油相場の安定を目指し、総会ごとに何らかの合意を示してきた。だが今回は、増産を主張するサウジアラビアなど湾岸３カ国に、価格高騰を享受し続けたいイランやベネズエラが強硬に反発。声明文も出せず物別れに終わった。 先進国の石油在庫は適正とされる５０〜５５日分を上回っており「現在の需給は危機的な状況にはない」（バドリ事務局長）。だが、内戦の影響で輸出が事実上停止しているリビアの減産によって７〜９月の世界の石油供給は、需要を日量１３０万バレル程度

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原油相場、さらなる上昇圧力　ＯＰＥＣが生産枠拡大見送り