自家発電 近所にお裾分け…京都市、１３年度に実験 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

京都市は、太陽電池と天然ガス発電、蓄電設備を備えた住宅同士をケーブルでつないで電気を融通し合う全国初の実験に取り組む。留守宅や就寝中の家庭で電池にたまった自家発電の電気を、別の家庭で使ってもらうという試みだ。日常生活で電力会社からの買電をどこまで減らせるかを検証し、災害時に電力会社からの電力供給が途絶えた場合の「自給自足」の仕組み作りにも役立てる。 京都市は、近年の家庭用発電装置の技術進歩に着目し、実験を計画した。 大阪ガスが奈良県内の一般家庭（３人家族）で行った実験では、天然ガスを使う燃料電池（発電能力０・７キロ・ワット）による自家発電で、昨年２～１０月分の使用量計３３７７キロ・ワット時がまかなえ、関西電力からの買電はピーク時を補うための３００キロ・ワット時程度で済んだ。その上で、太陽電池（同５キロ・ワット）で得た電気３８７４キロ・ワット時を関電に売ったという。 京都市は、こうした実験成