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DDTはもう使われていないのですか。|農薬は安全?|教えて!農薬Q&A|JCPA農薬工業会
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DDTはもう使われていないのですか。|農薬は安全?|教えて!農薬Q&A|JCPA農薬工業会
DDTは、農薬として使用される以前には、シラミやノミなどの衛生害虫の駆除剤として使用されていました。... DDTは、農薬として使用される以前には、シラミやノミなどの衛生害虫の駆除剤として使用されていました。第二次世界大戦前後の衛生状態が悪化した時代において、発疹チフス(シラミが媒介、致死率10~60%)やマラリア(ハマダラ蚊が媒介)の伝染病予防に果たしたDDTの役割は大きく、その功績によりDDTの発明者であるP.H.ミュラー博士(スイス)は、1948年にノーベル医学・生理学賞を受賞しています。日本においても終戦後に、DDTはシラミなどの衛生害虫防除に用いられ、推定として、200万人にも及ぶ人命が発疹チフスから救われたとの報告もあります。 DDTは、戦後、農薬としても稲の大害虫であったニカメイチュウや果樹・野菜の害虫の防除に広く使用されてきましたが、DDTの分解物(DDE、DDA)が、環境中で非常に分解されにくく、また食物連鎖を通じて生物濃縮されることがわかりました。そのため、わが国では、196