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世帯年収1400万円のパワーカップルが都内新築マンションを買いあさる「危うさ」
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世帯年収1400万円のパワーカップルが都内新築マンションを買いあさる「危うさ」
東京都心の新築マンションの価格上昇が止まらない。月によっては平均1億円を超えることもあるが、それで... 東京都心の新築マンションの価格上昇が止まらない。月によっては平均1億円を超えることもあるが、それでも契約率は高い水準を維持して売れている。好調な売れ行きを支えているのが、夫婦ともに高収入のパワーカップルといわれるが、そこには大きな落とし穴が潜んでいる。住宅評論家の山下和之氏がレポートする。 * * * 民間調査機関の不動産経済研究所の調査によると、2021年1月から10月までの首都圏新築マンションの平均価格は6565万円。10月としては過去最高だったバブルのピーク時の6123万円を大きく上回っており、2021年1年間の平均が過去最高を更新するのは間違いない。とんでもない価格上昇だ。 それでも売り出した月に何%が売れたかを示す月間契約率は、コンスタントに70%前後で推移し、70%を上回る月もある。 新築マンションの多くは完成前に売り出される、いわゆる“青田売り”だから、初月に70%売れれば、