鞭に頼る親は自分が既に駄目である: 聞こえるように独り言

'19年2月17日（日） 「日本の子どもが怒鳴られ たり、罰を受けたりせず とも、好ましい態度を 身につけていくのは 本当に気持ちのよいもの です」。 明治中ごろに日本を訪れた 英国公使夫人メアリー・ フレザーは、そう述べて いる ▲日本びいきの彼女 だったが、明治以前の 日本人が子どもに体罰を 用いないことに驚く 西欧人の記録は多い。 古くは戦国時代に来日した 宣教師フロイスの 「われわれは鞭で子どもを 懲罰するが、日本では 言葉で譴責（けんせき） するだけだ」がある ▲幕末の英国公使オール コックも子どもを打たない 日本人に感心し、欧州の 子どもへの懲罰を非人道的 かつ恥ずべきものだと 自己批判した。しかし 当の日本人は明治になって 西欧に学んだ民法に親の 子どもへの「懲戒権」を 書き入れる ▲時は流れ、親が子どもに 手を上げれば児童虐待と なる今日の欧米である。 日本が法律を学んだ国

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しつけはなかなか身につかない。叩いても効果はない。親が子と一緒の時間を長くして教え込まなければならない。