1月19日、日銀の黒田東彦総裁は午後の参院予算委員会で、日銀が掲げる2%の物価安定目標の実現に必要ならば何でもやるとし、政策手段も十分にあると強調した。大久保勉委員(民主)の質問に答えた。写真は都内で昨年12月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai) [東京 19日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は19日午後の参院予算委員会で、日銀が掲げる2%の物価安定目標の実現に必要ならば何でもやるとし、政策手段も十分にあると強調した。 日銀は2013年4月に導入した現行の量的・質的金融緩和政策(QQE)の下で、大規模な国債買い入れを進めており、QQEの限界を指摘する声も出ている。これに対して黒田総裁は「2%の物価安定目標を実現するために必要であればできることは何でもやる」と目標達成にあらためて決意を示すとともに、「そのために必要な政策手段は十分に有している」と限界論を否定した。 日銀によ