国債利回りの大半がマイナス圏となっているスウェーデンは、歴史的な低水準にある借り入れコストを1世紀にわたって固定しようと、100年債の発行を検討している。オーストリアなど一部の国は既に同年限の国債を売り出した。 スウェーデン国債の中で期間最長の2039年償還債は利回りがゼロ付近となっており、これ以外の国債利回りはマイナス圏だ。世界的に見ても16兆ドル(約1700兆円)を超える債券がマイナス利回りで取引されている。 同国国債局のリンドブラード局長は、「異例の低金利を長期にわたり固定できるというのは興味深く、検討の価値がある」と指摘、まずは資金調達パターンへの影響や需要があるかなど「複数の要素」を分析すると述べた。
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