「クレジットカード」の「カード」が省略されると、「クレカ」のように1モーラ分しか残らない事例を紹介する。 はじめに 日本語で複合語を省略する場合、省略前の形態素のうち2モーラ分が残ることが多い。例えば、「デジタルカメラ」が「デジカメ」になったり、「パーソナルコンピュータ」が「パソコン」になるたぐいである。これに対して、省略前の形態素のうち1モーラ分しか残らない事例はあまりない。この記事では、「クレジットカード」が「クレカ」になるような日本語の複合語の省略において省略前の形態素のうち1モーラ分しか残らない事例を挙げていきたいと思う。 漢字音が1モーラで表される例 漢語を省略したときに、残された漢字の音が1モーラで表されるために、1モーラ分しか残らないという例がある。 時間短縮 → 時短 学生生徒 → 学徒 生命保険 → 生保 安全保障 → 安保 (中華民国)国民政府 → 国府 田園都市線 →