4月3日の津波警報が多くの影響を私たち沖縄でももたらした。震源地である台湾の情報が入ってくるにつけ、日々心が痛んでしまう。被災された皆さまに、お悔やみ申し上げたい。 東日本大震災後、おおよそ5年後に台湾を訪れた際に、台北をはじめとして台中地域でも、地域の高校生が震災の街頭募金で立ち続けている様子に驚かされた。私たちへの思いを、台湾、花蓮の方々に届けられるように、何ができるのか沖縄からも考え続けていきたいと思う。 1年前の春休みに、台湾の花蓮縣の太魯閣(たろこ)渓谷を家族でトレッキングするために、震源地となった場所を訪問した。私にとって、花蓮は5年ぶりぐらい、3度目の訪問であり、昨年は、日本や沖縄では台湾有事が叫ばれている頃だった。台湾の友人たちとも、こういう時だからこそ、国境を越えた交流って大事だと会話を重ねたことを、昨日のことのように覚えている。 花蓮縣は台湾有事に対して備えている軍事拠