戦国時代という素材は小説ではすでに書きつくされているような印象もありますが、探せばまだまだ面白い作品が見つかるものです。ここでは戦国時代を扱った小説本でおすすめの作品を15作選んでみました。 1.国盗り物語 国盗り物語1~4巻完結セット 発売日: 1971 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 司馬遼太郎の戦国時代の作品はたくさんありすぎてどれを選んでいいか迷いますが、2020年の大河ドラマが明智光秀を主人公とする『麒麟がゆく』に決まったので光秀も多く登場するこの作品を選んでみました。物語前半は斎藤道三が主人公ですが、頭が切れて戦にも女にも強い道三の活躍ぶりは圧倒的で、チート能力持ちのウェブ小説の主人公の原型にすら思えてきます。作品としては古いのにリーダビリティがとても高く、時代を経ても全く色あせない魅力があります。司馬作品は後期の作品は小説というよりも史伝という感じのものが多いで