僕はリバネスのネットワークを利用し、琉球大学の先生の協力を得て、まだかろうじて生き残っていた地元の養豚農家と提携しました。そして、廃棄されていたシークワーサーやアセロラのしぼりかすを改良し、リバネスの発酵学のノウハウを活用して自前でエサを生産し、徹頭徹尾、福田の手によって豚を作ることに成功したのです。 いまでは、その豚をリバネスの飲食事業の店舗である「梅酒ダイニング明星」や、福田自身が営業した先へ卸し、実際に消費者に届けています。 とはいえ、ここで終わっていてはただの感動的なストーリーにすぎません。大量生産できるわけでもなく、ビジネスにはなり得ていないからです。これをどうビジネスに発展させるかが、経営者である僕の手腕が問われるところです。 この福田が切り開いた一連のプロセスを通して、リバネスには、いままでまったく関わったこともなかった養豚のノウハウが備わったことになります。じゃあ、このしく
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