安倍首相の経済政策の助言役を務める浜田宏一・内閣官房参与(米エール大名誉教授)は20日、東京都内で記者団に対し、次期日本銀行総裁候補の1人に名前が挙がっていることについて、健康上の理由から「フルタイムの仕事に就任するつもりは全くない」と述べ、仮に要請があっても固辞する考えを明らかにした。 安倍首相とみんなの党の渡辺代表が19日に都内で会談した際、渡辺代表から、浜田氏が日銀総裁候補の1人として推薦があったとされている。 浜田氏は、次期日銀総裁に関して、「どこの出身だからいいとか悪いとか、学者だからいいとか悪いとかいうよりも、本人の能力」と述べた。金融政策については、デフレを解消し、1ドル=100円前後の円安になるまで、金融緩和を続けるべきとの考えを示した。