福島原発事故、スリーマイル並み=国内最悪の「レベル5」 福島原発事故、スリーマイル並み=国内最悪の「レベル5」 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、国内初の一部炉心溶融などの深刻な事態に陥った1〜3号機について、国際原子力事故評価尺度(INES)のレベル「5」(暫定値)に当たるとし、国際原子力機関(IAEA)に報告した。 「5」は「広範囲な影響を伴う事故」に当たり、1979年の米スリーマイル島原発事故と同水準。国内では99年に茨城県東海村で起きた核燃料加工会社ジェー・シー・オーの臨界事故(レベル4)を超え、過去最悪となった。 保安院は、同原発1〜3号機が津波によって冷却機能を失って炉心が損傷、現在も放射性物質の放出が続いているとして「5」と判断。また、同様に使用済み核燃料プールの冷却機能を失って水素爆発に至っ