虚実使いにとってはエイプリルフールなど所詮保護動物ですよ。 なんてことを、越前屋俵太演じる俵越山先生をリアル書家と思い込んで 「偉そう」「日本の文化を代表する書家としてあの態度はどうか」「書家の顔を持つ芸人なのか書家キャラなのかはっきりしてほしい」「だがあの偉そうな態度ですすっと打ち解けてゆくところはすばらしい、さすが書家」 などという投書が殺到する 月刊カンテレ批評を見るたび思います大意を汲み取りさえすれば 俵越山先生が虚実どちらであろうと そこから描き出される日本の伝統技術に携わるひとびとの生活 というところが変わるわけじゃないじゃないじゃない 大意を汲み取りさえすれば 些細なエピソードの虚実は「説得力があるかどうか」の問題でしかなくて 発信者のいいたいことを受け取りさえすれば それが素直に受け取れるような書き方とエピソード選択でありさえすれば実話であるかは最終的にどうでもよくて そも