日直物語（３) - 日直地獄
男子全員欠席事件（２） 放課後、男子は示し合わせたように、全員トイレに集まっていた。もちろん、示し合わせたわけではなく、ナンバー８の悪虐非道ぷりを目の当たりにし、全員が全員ともしょんべんをちびっていたからである。ヒロシ（理科委員）が流しで下半身丸出しでブリーフを洗いながら言った。 「これは大変なことになったなあ。女子ども、完全に増長してやがる」 となりでリュウジ（体育委員）もまた下半身丸出しで、トランクスを洗いながら言った。 「いや、困ったぜ。ああまで凶暴になるもんかね」 「男子一丸となって戦わねばもうこれはいかんともならんな」 「しかしなあ……クラスをまとめるはずのもうあいつはもう使いものにならんぜ」 リュウジは親指を立てクイとトイレの奥を指さした。 奥ではタカシ(裏番)が和式の便器で糞便にまみれたパンツを洗っていた。小さな声で何かをつぶやきながら同じ動作を繰り返す様子は屍人のようであっ
お子様へ - 日直地獄
君の手のひらにのってるその四角い玩具、液晶に映し出されてる情報は、ウェブの一部なんだぜ。ウェブって言ってもわかんねえか。自分がみんなを一方的に眺めていると思ったら大間違いで、みんなと一緒に君もその手のひらにのってるんだぜ。びっくりするだろ。
日直物語 - 日直地獄
せっかく好きな女の子（学校のアイドル）と同じクラスになったのに、どう計算しても同じ日に日直当番にはなれないようだった。 だから僕は自分に嘘をついた。僕は日直の仕事が大好きなのだ。だから他の男子は日直しなくていいのだ。 そうすれば僕は彼女と月に一度の共同作業を堪能できるし、誰にも好きだなんて気取られないのだ。 そして頭の中で延々繰り返される、「僕はあなたと一生日直をしたい」 だがしかし、クラスの男子全員がそんなことを考えていた！ 奉仕活動として日直業務のローテーション化を要求する教師！闇取引される日直業務！突然引っ越すアイドル！残されたのはブスばっか。 日直市場は大暴落！ 阿鼻叫喚の日直地獄、いよいよ幕開けでございます。
世界樹の迷宮買った - 日直地獄
買った マッピング楽しいです。 ところで このマッピング作業は、完全に自分のための物で、しかも正解がある。ので、「マップ見せ合いっこしよーぜー」とはならない。例えば道端にウンコが落ちていたらそれは地図に書き込みたいし、その地図をちょっと見てみたいですよね。そういう自由はない。 でも マッピング楽しいです。（二度目） 小学校にて 5時間目：社会、マッピングの授業 「先週は、秋芳洞のマッピングをしてもらいましたが。今週は日本海に小型潜水艇しんかい10000を用意したので、各自日本海のマッピングをしてみましょうねー」 「わーい」 数時間後… 「あれ、お前のマップ間違ってるぞ」 「いや俺のが正しい」 「お前ら馬鹿だな、全然違うゲラゲラ」 「（ムカッ）」 「じゃあ確かめに行くか」 「望むところだ」 先週の図工で作成した潜水艇に乗り込んだ3人は一路(?)日本海海底へ。当然のことながら水圧になすすべなく
Tamorization 編集長にインタビュー - 日直地獄
Q.この写真を見て何を連想されるだろうか？ A.この写真には魔法がかけられていて、おそらくほとんどの人が同じ人物を連想することとなるだろう。その答えは「タモリ」である。 前言撤回。 「タモリ」を連想する理由は、もちろん魔法などではない。背景には、日本人に埋め込まれた「タモリ」の記号性が存在しているのではないかと僕は夢想する。この写真は、何の変哲もないバス停の上にサングラスを置いただけで発露しはじめる「タモリ」の記号性を表現したものなのである。 私は、世の中のあらゆる物には「面白さのヘソ」のようなものがあって、それを掴んだとき一見つまらないものも劇的に面白いものに変化すると思っている。そして、タモリさんはそれを発見するエキスパートなのだ。 いや、むしろそのヘソを「タモリ性」と呼んだってかまわない。なぜならば、こんなつまらない写真も、サングラスを置いただけで「タモリ」を媒介に劇的に面白く――。
森田さんはタモリさんを身に纏い、タモリさんはイグアナを身に纏う / そんな同人誌が出るよ！ - 日直地獄
きたる11月9日、文学フリマにて「タモリ」をテーマにした同人誌が発売されます！ 私AirReaderからの告知第一弾です！ テレビの存在が重要な位置を占める現代日本。 真昼の司祭《マスター・オブ・セレモニー》、サングラス、オールバック……。 創作を通じ、そんな社会を考えていきます。 「来てくれるかなー？」「いいとも！」 お祭りなので、キャッチーなものを楽しく作ったよ。 とにかく、内容・デザインともにすばらしい内容*1で、すんげえ楽しい本に仕上がっております。 遅く起きた朝に「いいとも！」を見るような気持ちで気楽に会場に足を運んでいただければ…… と思っております。 以下、詳細です。もし当日買いに来れるという方がいらっしゃいましたら、 コメント欄にてご連絡いただければ幸いでございます。 書名 Tamorization 詳しくはこちら！ → http://bwn.g.hatena.ne.jp/
テレビさんテレビさん - 日直地獄
インタネットは現実以外の何物でもないだろ、と3日遅れでイライラしてきた。苦しみ悲しみ楽しみも虚構だというのですかー？ 逆に聞きますけどー、よくテレビで聞くおばちゃんお姉ちゃんたちの笑い声ってー、あれってー、現場にいるー、おばちゃんの笑い声なんですかねぇー？
ホッテントリメーカーの話 - 日直地獄
id:extrameganeさんとホッテントリメーカーについて話した。主観を交えつつエントリ化する。 ランダムさんが人間に侵攻を開始した ホッテントリメーカーに表示されるタイトル達は確かに面白い。それは紛れもない事実。 しかしながら恐れることはないのです。ランダムに生成されたタイトルを解釈するのは人間です。そのエントリが生み出される経緯を想像し、内容を空創する。 おもしろさは個人に宿っているのです。タイトルを見て想像する内容はおのおの違うはずです。そこに人間の勝機がある。 人間が負けているときは、タイトルを見て「おもしれーなー」で終わったときなのだっつー話です。脳を使いましょう。空想しましょう。 ランダムさんのすごいところ かってに組み合わせてくれること。おもしろ単語を勘に頼らない誠実さで組み合わせてくれること。こりゃおもしろくないなっていう組み合わせも引き受けて生成してくれる誠実さをもっ
タイ旅行 人間編 - 日直地獄
前に結局人のことが分からなかったと言ったのはやっぱり僕の中に日本人としての金勘定や生活観が残っていたりしたからなんだと思います。ボられても日本円なら安いとか思っちゃったら一気に距離感を感じちゃいます。その国の尺度が知りたい。きっとそれが旅なんじゃないかしら。タイ人どんな生活してんのかなー。 ほほえみの国 印象としては、そんなに微笑んでばかりでもなかった。もちろん人によって差があるんでしょうが、働いている人はあんまり微笑んでなかったなあ。ホテルのウェイターとかすごい怖かった。理由が、収入が安定してるから笑わなくてもよくなったとかだったら嫌だなあ。 右トゥクトゥクの運転手とかタクシーの運転手とかもあんまり微笑んでなかった。ただ、これは自分がボられまいとして険しい顔になっていたからかもしれない。なぜなら最終日あたりになり、僕もなれて吹っかけられたときにへらへら笑いながら去るという技術を身につけた
東北と京都ついでに横須賀 - 日直地獄
写真を沢山撮ったよ 京都 京都の空α 豚汁との邂逅 京都タワーの双眼鏡からピーピング撮影 東北 いわずもがな いわずもがな いわずもみじ 横須賀 横須賀の写真はありません
タモリとZ軸 - 日直地獄
タモリはXY空間には描けないよ。バカパクインパク知には回収されないよ。なぜならタモリにはZ軸が備わってるから。 Z軸が備わると何が起きるか。まず俯瞰できることで視野が広がる。だから凄く理解が早くて大局的なんだ。飛躍的に増える情報は、反応を起こし還元される。 だめな芸人さんだと、点でしか移動できないから点の周囲しか観察できない。だからより深い人たちから見ると痛々しく見えるんだ。 まだZ軸が大切な理由がある。俯瞰だけではなく地下にもぐる事も出来ることだ。人目を気にせず相対化せず徹底的にもぐること。これも熟成のためにはとっても大切なことだ。 ここから導き出される結論は、 うまくZ軸を使うことで沢山のポジションとスタンスを切り拓いていった、タモリは素晴らしい。 という結論ではなく、 タモリがZ軸を作り出した、という結論が正しく導かれるべきなのです。 このことから考えられる タモリが死んだら世の中は
雨漏りドウシテ？ - 日直地獄
単純に思っただけですが、駅っていつも雨漏りして無いかい？ということ。地下鉄なんかはいつもビニール張ってある。 いろいろ考えてみた もともとそういう構造だよ 手抜き工事、もしくは失敗だよ 修理利権が発生してるよ 予算調整の為に最後までとっておくよ 妖怪アマモルのせいだよ ５がいいなあ。
閉目中の映像の映像化 - 日直地獄
目をつぶった時に見える紫と白の点、輪郭のぼやけた黄緑色の平面。しばらく見つめる事はできるけど止まる事なく動き続けてて気がついたら配置が全く変化している不思議。何となく遠近感もある感じ。これは見てる事になるんだかならないんだか。 想像してるときは形とか色とかどうなってるんだろうって疑問があったから、酔った時に深く念じて目をつむってみました。色つきの像がみえました。ベタ塗りでした。嘘じゃないよ。何をみたのかは内緒。
ネタデーナイトフィーバー - 日直地獄
ラッコが硬い貝殻を割ることができるのは共振を利用しているのだ。ニコラテスラの末裔である説。 動物ソフト人形シリーズ18 ラッコ 出版社/メーカー: ハピネット発売日: 2005/10/20メディア: おもちゃ＆ホビー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る
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