DrasticDramatic 桜庭一樹とアーバンギャルドに見る、クリーチャーとしての少女崇拝。
桜庭一樹の『私の男』と『荒野』を続け様に読み、さらにアーバンギャルドの『少女都市計画』を聴いたことから、頭がガーリーでポップでキッチュになってきたので大脳皮質の糖分多めのままに「被造物としての少女」について書いてみようと思う。 勘違いの無いように書き添えておくと、わたしは「私JKでぇ〜す☆」「私ってば腐女子なんですぅ〜☆ 腐っててすいませ〜ん☆」というアピールには殺意を覚える上、その手のヤカラが目の前にいたら鼻の穴に指を突っ込んで顔面パンチを喰らわせてやりたくなるので、身に覚えのある奴はうちの敷居をまたぐでねえぞ！ この淫売！ 雌！ 金雌（ブロンダー）！ （ラブやんネタ） 桜庭一樹が小説のテーゼとしている「少女」は、確かに馬鹿にでもわかるようにデフォルメされた「被造物としての少女」だ。アニメやエロゲ、ラノベから漫画に至るまで異なる分野からエクスプロイトされたであろう「少女」は、おおよそ
DrasticDramatic 『タクシデルミア ある剥製師の遺言』 ペニスが火を噴く！ デブがゲロを吐く！ これはハンガリー暗黒近代史！ （2008／ハンガリー・オーストリア・フランス 監督：パー��
サンダンスで賞を獲ったにも関わらず、NHKが放映権を放棄したという曰く付きの作品。 アート志向でありながらも映画の文法に則った作りであるため、エンターテイメントとしても水準の高い仕上がりになっている。……という言葉を鵜呑みにして本作を観ると、そのグロテスクな表現の数々や切株描写に頭蓋骨をカチ割られる。だから最初に言ったでしょう。「NHKが放映権を放棄した」って。 物語は、近代ハンガリーの社会情勢を下敷きに親子三代の「欲」を描くオムニバス方式で進む。 軍人であり、性欲とペニスの暴走に歯止めが効かない祖父。食欲のために己の一切を犠牲にした父。そして、永遠の命、生きることに対する渇望から狂気に捕らわれてゆく息子。 彼らの欲求は、人間としての芯に由来する本能的なものであり、その本能をテーマにしたことにより本作はシネフィルだけが喜ぶアート・シネマとは一線を画す出来映えとなっている。本作で描か
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