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ブックマーク / u-site.jp (6)

  • 「人間中心設計」が適切な場合

    つい先日、「人間中心設計」に対して「ユーザ中心設計」という表現を推したばかりで恐縮だが、人間工学全体、特に労働科学から考えた時には人間中心設計という表現でも間違っているとはいえない、ということで、ちょっと加筆しておきたい。 労働科学における人間中心設計 国際人間工学会(IEA: International Ergonomics Association)のサイトを見ていたら、図1のような図に出くわした。そのページでは、人間工学(ergonomicsないしhuman factors。以下では、原語のニュアンスを残すためにergonomicsを労働科学、human factorsを人的要因と訳しわけている部分がある)の定義が掲載されているのだが、それを補う図として図1が掲載されている。 ちなみに、そこのページでの人間工学の定義とは 労働科学(ないし人的要因)とは、人間とシステム、その他の要素の相

    「人間中心設計」が適切な場合
  • 調査目標からユーザビリティテストシナリオを作成する、7つのステップ

    順位付けには、スプレッドシートとポイントシステムが役に立つ。つまり、名前をつけた課題を、ユーザーの懸念および組織への利益とコストを考慮して、重要度の最も高いものから最も低いものの順に並べ替えればよい。 組織とユーザー両方への重要度によって、課題に順位を付けよう。ステークホルダーや課題が多い場合は、(たとえば、丸ラベルやコインなど)票の代わりになるものによる投票や、アンケートプラットフォームのランキングシステムの利用を検討してみよう。 このステップの目標は以下である: 重要な事柄をすべて捉える。 課題のリストに迅速に優先順位を付ける。 合意を形成する。 得点の付け方にこだわる必要はない。重要な課題をスプレッドシートにリストアップして、1つの列にユーザーにとっての重要度を、別の列に組織にとっての重要度を入力しよう。もし、課題の数が多ければ、最も重要度の高い10~15個の課題のみを表に入れて、順

    調査目標からユーザビリティテストシナリオを作成する、7つのステップ
  • UX評価をフィードバックとして活用する

    UX評価とは、利用側プロセス全体、つまり長期的な利用実態調査のことである。評価や分析と、その次の企画作業とは連動させるべきであり、評価分析のデータを活用することによって、ユーザの抱えている問題を把握し、よりよい人工物の設計につなげてゆくことが望ましい。 黒須教授 2018年1月15日 まずはUXの位置づけから UXについては、そもそもの概念定義からして多様で混沌とした現状で、「もう定義なんてどうでもいいじゃない」「みんながテキトーに使ってるあれ、あれのことだよ」といった人も増えているような気がする。ちなみに僕自身は、 ユーザ(人とは限らない)がモノやコト(英語にはしにくいけど、自然物と人工物を含み、人工物にはコトとしてのサービス活動も含まれる。なお自分の身体はモノとして位置づけられる)を用いて何らかの目標を達成しよう(目標達成ということがキーポイントになる)とする(「する」という言葉にある

    UX評価をフィードバックとして活用する
    f-suger
    f-suger 2018/01/30
  • 5人のユーザーでテストすれば十分な理由

    手の込んだユーザビリティテストはリソースの無駄づかいだ。最高の結果を得るためには、5人以下のユーザーでテストし、小規模なテストを余裕のある限りたくさんやることだ。 Why You Only Need to Test with 5 Users by Jakob Nielsen on March 19, 2000 ユーザビリティはお金がかかって複雑だ、ユーザビリティテストなんて、よっぽど予算があって、しかも時間的にも余裕があるという、めったにないプロジェクトのために取っておけばいい、と考える人もいるようだ。だが、それは違う。手の込んだユーザビリティテストは確かにリソースの無駄づかいだ。最高の結果を得るためには、多くとも5人のユーザーでテストすれば十分。そのかわり、小規模なテストを余裕のある限りたくさんやることだ。 以前の調査で、Tom Landauerと私は、n人のユーザーでテストしてわかるユ

    5人のユーザーでテストすれば十分な理由
  • ユーザーのコンピュータスキルの分布: ユーザーのスキルはあなたが思う以上に低い

    先進33か国において、コンピュータ関連の高い能力を持つ人は人口の5%にすぎない。また、中程度の複雑度のタスクを完了することができる人は全体の3分の1しかいない。 The Distribution of Users’ Computer Skills: Worse Than You Think by Jakob Nielsen on November 13, 2016 日語版2017年3月16日公開 身につけるのがもっとも困難なユーザビリティの教訓に、(訳注:デザインプロジェクトに携わっている)「あなた方はユーザーとは違う」というのがある。これこそがユーザーのニーズについての推測が大失敗に終わる理由だ。デザイナーは大半のターゲットオーディンエンスとあまりに異なっているため、いいと思っているものや利用しやすいと思っているものが見当違いになるだけでなく、そうした自分たちの個人的好みによって判断す

    ユーザーのコンピュータスキルの分布: ユーザーのスキルはあなたが思う以上に低い
    f-suger
    f-suger 2017/04/10
  • タッチスクリーンの代替としての人体

    自分の身体へのタッチはどこに触れているかを正確に感じ取れるが、これはどんな外部機器にも勝るフィードバックである。そのうえ、自分の身体を置き忘れることは決してない。 The Human Body as Touchscreen Replacement by Jakob Nielsen on July 22, 2013 日語版2013年8月5日公開 新しいユーザーインタフェースには、今のユーザーエクスペリエンスの中心となっているフラットなコンピュータ画面を超越しているものが多い。例えば、MicrosoftのKinectは部屋全体をインタラクションスペースに変えるが、そこではユーザーの身体の動きがシステムのコマンドになる。拡張現実システム(いくつかのGoogle Glassアプリケーションのような)ではそのアウトプットを現実の物体の上に投影するが、例としては、整備士が見やすくするための温度表示を

    タッチスクリーンの代替としての人体
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