【7月15日 AFP】イランのアーティスト、モハンマド・ホセイン・アガミリ(Mohammad Hossein Aghamiri)さん(51)は、繊細なタッチで作品に取り組む。彼は一つの作品に半年を費やすこともある。たった1本のゆがんだ線が、作品を台無しにしてしまうことを知っているからだ。 パソコン画面上では人工知能(AI)がグラフィックデザインを生成する現代において、何世紀も続くペルシャの伝統・写本装飾は、創造的過程を急かすことへのアンチテーゼだ。 アガミリさんが繊細に動かす筆先には、天然の顔料が付けられる。紙の上には複雑な花模様や宗教的モチーフ、そして優美なカリグラフィーが高い精度で描かれていく。 その緻密な図柄は何世紀もの間、写本や教典、勅令書の他、契約書や結婚証明書など多くの書類を彩ってきた。 昨年、イラン伝統の写本装飾「タズヒーブ(Tazhib)」は、国連教育科学文化機関(ユネスコ
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