ウクライナから日本に避難した、精神科医のナタリアさん。 避難者の心のケアに協力しています。 ロシアの侵攻から2年がたち、日本の医師国家試験に挑戦することを決意しました。 自分や家族を助けてくれた日本に、恩返しがしたい。 ナタリアさんの挑戦を追いました。 夫や両親と離れ 仕事も失う ナタリアさん ナタリアさん(49)は2年前、日本で結婚して暮らしている長女を頼り、次女と一緒にキーウから避難しました。 職業は精神科医で、15年以上にわたって病院や製薬会社でキャリアを重ねてきました。 写真提供:ナタリアさん ウクライナには夫や両親が残っています。 侵攻で家族と離ればなれになり、仕事も失いました。 当初は戦争が終われば帰国するつもりでしたが、避難生活が長期化し、いまは日本に残ろうと考えています。 ナタリアさん 私の仕事は精神的問題がある人たちを助けることでした。自分にとってとても大事な仕事なんです