先人たちが無責任に言い遺した「料理は愛情!」神話に囚われて、多くの夫婦が料理をめぐって互いの愛を試されている。 妻は、たっぷりと愛情を込めて作ったのだからおいしいに決まっていると信じこむ。かたや夫は、愛する妻が作ってくれたのだからおいしいに決まっていると、自分の舌を騙そうとするが、現実は残酷である。料理は科学であり、その出来は調理者の技術を超えられない。ヘタクソが作ったらどれだけラブラブでもマズいのである。 かつて、「男子厨房に入るべからず」の封建的な時代、男は女が作った料理を黙って食べるのが美徳だった。だが、今は違う。男も料理を作るようになった現代、言いたいことは言うべきなのだ。 <基本がなってない編>米と味噌汁くらいは旨いものが食いたい! 妻帯者へのアンケートの結果(詳細は下記にて)、メシマズ嫁には大きく分けて5つのダメパターンがある。その中でも特に集中砲火を浴びたのは、料理の基本がな