「ココイチ廃棄カツ」は氷山の一角! 世間を賑わせた産廃業者ダイコー、製麺業者みのりフーズを主役とした食品廃棄物横流し事件。しかし、業界関係者への取材では、この件に対する驚きの声は聞こえなかった……。さまざまな問題が常態化している食品業界の裏側に迫る! スーパーでは精肉・鮮魚をラベルの貼り替えで賞味期限を延ばし、それでも売れ残ったら惣菜用に使うことが暗黙のルールと化しているところもあるという。 中堅スーパーのエリア長は、「ほぼ全店でお惣菜に賞味期限切れの精肉・鮮魚を使用。でも、惣菜担当者も店長も罪の意識はゼロ。何が悪いのか全然わからず、なかなか理解してもらえない」と嘆く。 なかには確信犯的に食品廃棄物を売っている者もいる。 「『儲けが出るゴミなら売れ!』との考えは産廃業者だけでなく、小売りの卸業者全体に根付いている。腐ってさえいなければ売って当然。結局、食の安全と言いつつも、問題は一瞬で忘れ