先日番組あてに『認知症の祖母を持つ方』からメッセージが届きました。 「認知症の症状によって祖母の性格や記憶力が変化し、戸惑っている」という内容でした。 「私のことを思い出せなくなったり、周辺症状の幻覚があるようで、認知症であることは理解しているのですが、心が追いついていません。祖母とどう接すればよかったのか考えてしまいます」 大切な家族が認知症と診断され、症状が進行していったら、どんな気持ちで接すればいいのか。今回話を伺ったのは脳科学者の恩蔵絢子さんです。実は恩蔵さんも、5年前に母親が認知症になり、一緒に暮らしながらそばで見守ってきました。 「記憶を失っても、母は母らしくいられるのか」 脳科学者として、娘として、日々の暮らしの中で恩蔵さんが“発見”したことをもとに、アドバイスを伺いました。 (「クローズアップ現代プラス」ディレクター 加藤弘斗)