『学習する組織』著者ピーター・センゲが語る、学習する組織・学習する学校・システム思考のあれこれ
長男が療育に通っています。 来年年長になるのですが、進路について迷っています。 知的な遅れは今のところないようなのですが、こだわりが強く、普通学級でしっかりやっていけるか不安です。 でも、普通学級に行ってほしい気持ちもあり、葛藤しています。 どのように考えればいいでしょうか。 ご相談いただきありがとうございます。 小学校は保育園や幼稚園のころからガラリと環境が変わるので、不安に思う気持ちはもっともだと感じます。 あくまでいち保健師としての意見となりますが、参考になる部分があれば幸いです。 子ども自身が自分の力を発揮できるかが最も大切 就学先選びで後悔のない選択をするためには、子ども自身が自分の力を発揮できるかを最も重要視する必要があります。 ここでは就学先選びに悩んだ時、気を付けるポイントをお伝えします。 自分自身の力を発揮するために大切な3つのポイント 最初に子ども自身が安心して自分の力
滋賀県の中学校でクラス分けがやり直しになり授業の開始が遅れている問題。 新たなクラス分けの発表が10日、予定されていたがさらに延期されたことがわかった。 『クラス分けやり直し』さらに延期… 保護者「人間関係に問題」 ■人間関係に問題がある生徒同士を同じクラスでクラス分けをやり直し11日、取材に応じた、守山市の教育委員会。 守山市教育委員会学校教育課 大崎寿担当課長:このようなことは、二度とあってはならないと認識しておりますので、再発防止に努めてまいりたい 問題が起きた市立守山南中学校では4月5日、3年生381人のクラス分け(11クラス)を発表した。 しかし、同じ日に、人間関係に問題がある生徒同士を同じクラスにしていたことが、保護者の指摘で分かり、クラス分けをやり直す事態に。 通常授業が始められない中、学校は10日、新しいクラス分けを発表する予定だったが、再び延期が決まった。 今回の問題につ
音楽家、プロデューサーのつんく♂さん、連続起業家としてさまざまな事業を手がける孫泰蔵さんの対談。 2023年、つんく♂さんが『凡人が天才に勝つ方法 自分の中の「眠れる才能」を見つけ、劇的に伸ばす45の黄金ルール』、孫泰蔵さんが『冒険の書 AI時代のアンラーニング』をそれぞれ刊行。お互いの著書を読み、仕事論からAI時代の話まで、深い話は尽きることなく盛り上がりました。 【写真で見る】つらいこと、嫌なことからは逃げてもいい?AI時代「子どもが不登校でも“問題”ない」本当の訳を力説する、つんく♂✕孫泰蔵氏 今回は、「従来型の学び」に疑問を投げかけ、「AI時代に必要な学びのあり方」について語り合います。第2回目(全6回) *このシリーズの1回目:「仕事で成功するのはプロか天才か?」意外な結論 ■「お金」は世の中を変えるための「燃料」 つんく♂:孫さんのご著書(『冒険の書』)には、「なぜ学校に行かな
1. 実施主体等 主催:独立行政法人教職員支援機構 後援:文部科学省、全国都道府県教育委員会連合会、全国市町村教育委員会連合会、指定都市教育委員会協議会、公益社団法人日本PTA全国協議会、一般社団法人全国高等学校PTA連合会、全国連合小学校長会、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、全国特別支援学校長会、日本私立小学校連合会、日本私立中学高等学校連合会 2. 事業の目的 「NITS 大賞」は、独立行政法人教職員支援機構(NITS・ニッツ)が、学校をとりまく課題の解決に向けてチーム学校で実践した取組を広く募集し、表彰・公開することにより、教育の現場に優れた取組を普及していく事業です。 主題を「子供一人一人が輝ける場となるように~教師の働きがいを再構築する学校づくり~」とし、子供たちを主語にするために、学校関係者が主語となり、教職員、児童生徒、保護者、地域の方々などの多様な人々との協働を含め、
【受験親のための大学入試最前線・4】大学受験界では今、「総合型選抜」が注目を集めています。一般選抜以外の選択肢として、学校推薦型選抜と並んでスタンダードな入試となりつつあります。KOSSUN教育ラボは2011年に総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜の専門塾として開塾以来、延べ7400人以上(24年3月時点)の受験生をサポートしてきました。毎年、多くの受験生が相談に訪れる中でAさんからサポートの依頼を受けました。彼は当時、地方の進学校に通う高校2年生。国内屈指の名門校K大学の総合政策学部を志望していました。受験方式は総合型選抜(AO入試)。自身の個性を最も発揮できると考えたからです。しかし、3月の進路面談で担任の先生にこういわれたそうです。 ●「キミが志望大学に現役合格できる可能性は0%だよ」 「この際なのでハッキリ言うね。キミが志望大学に現役合格できる可能性は0%だよ」。受験生にはグサっ
「総合的な探究の時間」のサポートに活用私は、学校全体の「総合的な探究の時間」を計画・実施する立場にもあるので、生徒たちがグループで探究活動を行う際にも生成AIを取り入れています。 勤務校の総合的な探究の時間では、「地元」に関連した探究課題を設定して探究活動に取り組むのですが、今年度、私は「探究活動を進めていく中で困ったことがあれば、生成AIに相談するのも1つの手だよ」と生徒たちに伝え、生成AIの使い方を紹介しました。 あくまでも探究活動をサポートするツールの1つという位置づけで、強制していません。そのため、2~3割程度のグループが使用しているような状況です。しかし、実際に使用している生徒たちは、本当にさまざまな疑問や相談を生成AIに投げかけています。 例えば、地域の課題について「人口が減少している原因は?」と尋ねたり、探究活動の方法について「地域の方にアンケートを取りたいのですが、どこで実
フリースクールそのものへの支援も検討している東京都の「フリースクール等の利用者等支援事業(助成金)」は、不登校の子どもたちへの支援だけではない。フリースクールそのものへの支援も予定している。 「年間にすれば600万~700万円くらいになると思いますが、人件費などの運営費の助成を予定しています」 一条校の場合、税金の免除や国および都道府県からの補助金が出ている。それがフリースクールなどには、いっさいない。利用者負担であり、その負担は軽くはないが、それでフリースクールの運営費が十分にまかなえるわけではない。簡単に言えば、経営は苦しい。助成があれば、大助かりである。 もちろん、無条件に助成してもらえるわけではない。利用者への助成と同様に、不登校支援を主たる目的にしていることは言うまでもない。 「今後考えているのが、子ども一人ひとりについての『サポートプラン』の作成義務です。その子がどのように成長
元麹町中学校校長工藤勇一氏が校長に着任して4年。教育改革が進められている横浜創英中学校では、昨年から中学入試で新タイプ入試を導入しました。それがコンピテンシー入試です。本年度は、2/3にグループワーク入試と、プレゼンテーション入試が行われましたので、その様子をレポートします。〈取材・文/教育ジャーナリスト マザークエスト 代表 中曽根陽子〉 首都圏の私立中学校では、従来型の2科4科の学力試験では測れない多様な資質と可能性を測る新タイプ入試と呼ばれる入試を行う学校が増えています。 横浜創英中学高等学校でも、昨年からコンピテンシー入試を導入しました。 英語のコンピテンシーは、「能力」「資格」「適性」などを意味する単語ですが、企業では、高い業績を収めている従業員に共通して見られる「行動特性」という意味で用いられます。 横浜創英では、プレゼンテーションとグループワークという2種類の入試を実施してい
クレーム対応は難しい。横浜創英中学・高等学校校長の工藤勇一さんは「クレームには『受けて立つな、横に立て』と教員に伝えている。説得できないと思うのではなく、相手の立場を理解することが大切なのだ」という――。 ※本稿は、工藤勇一『校長の力 学校が変わらない理由、変わる秘訣』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。 教員たちは保護者を怖がって臆病になっている 学校のステークホルダーといえば、教育委員会や議会、あるいは民間企業よりも大切な存在、保護者を取り上げないわけにはいきません。保護者とのコミュニケーションの取り方は、校長にとって必須のスキルです。 最近、クレームを訴えてくる保護者が多いので、教員たちは保護者を怖がって臆病になっているように思います。麹町中でもその風潮を感じましたが、日本中が同様だと思います。保護者から言いたい放題に責められて、対する教員はサービスで答えれば答えるほど、ま
奈良教育大学が同大学附属小(以下、附属小)で行われてきた教育を「教科書どおりではなく不適切」という報告書を公表したことが波紋を広げるなか、3月4日付で教育研究者有志が「教育課程の創造的実践を通じたゆたかな教育の実現を求めます」という声明を発表した。 |「攻撃」である そこには「呼びかけ人」として17名の教育研究者が名前を連ねているが、その後、声明に賛同する教育研究者の数は急速に増え、3月10日時点で呼びかけ人と賛同者の合計で378名にも達している。それほど、多くの教育研究者たちが奈良教育大学のやったことを批判的にうけとめているということだ。 声明は「不確定性が高い営みである教育に、試行錯誤は不可欠です。だからこそ、とりわけ附属学校では、教師が積極的に研究を行ってきました」として、附属小の教育は「不適切」ではなく「評価すべき授業」としている。 そして、「私たちは、学校における教育課程の創造的
高校入試も終わり、卒業のシーズンです。進路が決まり、4月からの高校生活を思い描いてワクワクしている時期かと思います。その一方で、「これでいいのか」とモヤモヤしている人、一歩を踏み出せないでいる人もいるのではないでしょうか? もし、そんな人がいたら、ぜひ知ってほしい場所があります。それは、サッカー日本代表の元監督・岡田武史氏が学園長を務める「FC今治高等学校 里山校」です。 もしかしたら若者の人生の扉を開くチャンスになるかもしれない——そんな学校が、ラストチャンスとして3月にもう一度入試を行うというので、いったいどんな学校になるのか、岡田武史氏と校長に就任する辻正太氏にインタビューをしました。 中曽根陽子(なかそね・ようこ) 教育ジャーナリスト/マザークエスト代表 小学館を出産で退職後、女性のネットワークを生かした編集企画会社を発足。「お母さんと子ども達の笑顔のために」をコンセプトに数多くの
レッテル貼りの罠 「文部科学省は学校現場の窮状を、わかっているんですか?」 「教員の味方だと思っていたのに、あなたは文科省寄りの人ですか?」 「現場経験のない人には、わからないと思います」 私のごく限られた経験の範囲内での話になるが、こういうコメントをもらうことは、何度かある。 年間100回以上、校長や教職員などに向け講演や研修をしたり、ときどき飲みに行ったりもするので、それなりに学校の先生たちと話をする機会はあるほうだと思う。冒頭のようなコメントは、研修会などの比較的公式な場で聞くこともあるし、X(Twitter)などのSNSで現役の教員と思われる方からのときもある。 こうした不満が出てくるのは、これまでの政策や保護者・社会からの期待などによって、学校のやることが大したスクラップがないにもかかわらずビルド&ビルドで積み重なり、大勢の先生たちが疲弊しているからだろう。 そこは共感するし、解
自分の意見を押し殺すことが「和を以て貴しとなす」ではない 村田太氏(以下、村田):私なりに「オランダの魅力って何だろう?」というところを、少しみなさんと共有できればと思います。 まず、アサーティブな(自己主張する)人たちだなと思いました。 「私」を主語にすることにすごくこだわる部分がありつつ、対話を大切にして、「自分さえ良ければ」ではなく、ちゃんとお互いがwin-winになる関係を幼少期から学習しているので、大人の世界もそうなるんだなと思いました。 それはシチズンシップの教育義務化とか、今菜央さんに紹介いただいた「民主主義は練習できる」もそうかもしれません。 「なんでここまで対話にこだわるのかな」と思ったんですけど、「『他者と関わる』ことを通じて、社会をより良くしていこう」、要するに「そこが積極的でない人たちでは、社会をより良くできない」というコンセプトがオランダ社会にあって。 「世の中を
さて、「正義」のブログも5つ目、いよいよ最後になります。今回の「哲学登山」テーマは「正義」だったのですが、プログラムとしての目標は「民主的な教育を人々と正当に実践するための考え方を理解する」ことに置きました。つまり「民主的」ということを考えるためには、“自分なりの正義”の理解と感度を持つことが前提条件になる、ということです。でも、「正義」を今の現実社会の中でどのように実践していけばいいのか、ということを考えた場合にはどうしても、「民主主義」ということを考えなければならないし、さらには、「教育」に携わる私たちは、それを「教育」「学校」という文脈で考え続ける必要があります。そして、それを生涯にわたって考え続けたのが、ジョン・デューイです。 「デモクラティックエデュケーション」という言葉がありますが、何が「デモクラティックなのか」ということを考えずに、目の前の手法やフォーマットを安易に使ってしま
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