同じメーカーの製品にはハズレが多いのか 買った製品が何かしらの不具合や問題を抱えていて、期待はずれだったとき、程度の強弱はあれど、裏切られた怒りは製品とそのメーカーに向かうことになる。「このメーカーの製品を二度と買うものかあああぁぁぁ!」となるパターンだ。ただ、あるメーカーの製品を買って、それがいわゆる“ハズレ”だったとき、そのメーカーのほかの製品はやはりハズレである確率は本当に高いのだろうか。 一口にハズレといっても、個人的に使いづらい、相性が合う合わないといった主観的な感覚に起因するものから、実際に品質が低いといった客観的な事実として認定できるものまで多種多様だが、まずは、全部まとめて「購入者の期待を裏切っちゃった製品を出したメーカー」としよう。 果たしてハズレ製品をリリースしたメーカーは、ハズレモノを出し続けてしまうのか。この問題をメーカーにおける組織の成り立ちや、そのなかで実務に携