神戸市の商業施設「北野工房のまち」で、防犯カメラとCRM(Customer Relationship Management)システムを連携し、来店客の年代や性別といった属性と来店頻度を把握する実証実験が始まっている。商業施設の活性化に向けた各種サービスを提供するサウンドプランが実施するもので、防犯カメラなどを提供するボッシュセキュリティシステムズと、CRMシステムを提供するブレインパッドが2017年12月18日に発表した。 「北野工房のまち」は、廃校になった小学校を流用し1998年にオープンした商業施設(図1)。同施設の活性化を支援するサウンドプランはこれまで、各種センサーを設置し客の来店状況を分析してきたが、来店客の年代・性別などの属性や来店頻度を把握できていないことが課題になっていた。 そこで、防犯カメラの映像から人の顔の画像を切り出してCRMシステムに投入。その画像をAI(人工知能)