昔からコンパクトデジカメには動画撮影機能が搭載されていたものの、画質や音質は貧弱でオマケ程度のレベルだった。だが、ここ1~2年でハイビジョン画質の撮影に対応した機種が増え、高品質な静止画と動画が1台で撮れることで人気が高まっている。 ソニーは、2010年3月に発売した「Cyber-shot DSC-HX5V」でいち早くフルHD画質の動画撮影機能を搭載。同社のハイビジョンビデオカメラ「ハンディカム」と同じAVCHD方式で記録できるようにした。なめらかで美しい動画を撮影できることが口コミなどで広がり、約1年にわたりヒットを続けた。 2010年にヒットを飛ばした「Cyber-shot DSC-HX5V」。売れ筋のスリムコンパクト機と比べると本体は大きめで価格も高かったが、高感度画質や動画撮影性能が評価されてロングセラーとなった(画像クリックで拡大) 後継機として約1年ぶりに登場したのが、今回紹介