標的型メールでウイルス感染しないためにはどうすればよいだろうか。 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)技術本部の伊東宏明さんは「知らない人から来たメールはまず疑ってほしい」と注意を促している。日本年金機構に届いたメールのように、フリーメールを使うケースが多いほか、メール本文に内容が書かれておらず、添付ファイルを開かないと内容が分からないようなメールが怪しいという。 ただ、近年は手口も巧妙になっている。2012年頃から始まった「やりとり型」では、攻撃者側が情報提供などを装って事前にメールでやりとりし、入手した情報を使って信頼させてから、ウイルスを仕込んだメールを送る。 ウイルス付きメールは、実在する上司や知人、取引先からのメールを装い、表題にも、「人事について」「取扱注意」といった興味を持ちやすい内容や、受取人の仕事に関係する事柄が書かれている。
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