ロンドン五輪総括/「ボーダーレス五輪」の未来像 この原稿は共同通信配信で、全国の地方紙に掲載されたロンドン・オリンピックの「総括」です。最後に、少々文章を付け足して、News-Logにアップします。 *********** ロンドン五輪が幕を閉じた。今大会の一番の特徴は、未来につながる「境界なき(ボーダーレス)オリンピック」といえる。 参加したすべての国と地域から女性選手が出場し、男女の「境界」の解消が進んだ。 これは国際オリンピック委員会(IOC)が全競技参加者の平等(当然、男女も平等)というスポーツの原理原則を貫いた結果、主にイスラム社会の宗教的原理原則を突き動かしたものと言え、スポーツのナチュラルでヒューマンな素晴らしい価値が効果を発揮したものといえる。 また両脚義足の南アの陸上選手や、右腕の肘から先を先天的に失っているポーランドの卓球選手などが大会に出場。 間もなく開催されるパラリ