田園地帯にそびえ立つ「佐賀のエッフェル塔」=佐賀県神埼市で2023年4月4日、小型無人機で徳野仁子撮影 なぜこんな場所にエッフェル塔が? 田園地帯が広がる佐賀平野にポツンと建つ焦げ茶色の塔。「佐賀のダ・ビンチ」の異名を持つ地元の板金塗装会社の社長が7年以上の歳月をかけ、フランス・パリのシンボルを約14分の1の大きさで再現した。来年パリでオリンピックが開かれれば、「佐賀のエッフェル塔」も注目されるはず。塔の制作者に会いに行った。 佐賀市中心部から北東に約5キロ。佐賀県神埼市の県道沿いに建つ鋼鉄製の塔は、数百メートル離れた場所からもすぐに分かった。高さ約23メートル。ビルにすれば7階建てほどだが、周囲に水田が広がり、高い建物の少ないこの地域ではかなり目立つ。