memcachedの仕組みと新機能 ここからはmemcachedの仕組みそのものと、最近のバージョンで実装された機能について見ていきましょう。 memcachedの仕組み memcachedの仕組みを3つの部分に分けて説明します。 1:通信管理とイベント処理 通信管理とイベント処理はライブラリlibeventを利用しています。これを使ってデータの受信からコマンドの解析、データ操作、結果の送信までコンパクトに実装しています。 libeventは大量の同時アクセスも軽々こなす高性能なライブラリとして有名で、memcachedのレスポンスの高速化にも寄与しています。 2:データ操作 データ操作は保存、検索、削除の3種類に大別できます。 (1)保存の場合 データの保存を行うaddコマンドがmemcachedに届くと、(キーとデータの組である)itemを保存する領域を確保、キーのハッシュ値を求め、ハ
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