カリフォルニア大学アーバイン校(University of California at Irvine)の研究施設で、ハエの幼虫が入ったシャーレを持つ研究者(2004年8月24日撮影)。(c)AFP/Robyn BECK 【8月6日 AFP】英ウェールズ南部スウォンジー大学(Swansea University)の研究チームは5日、ハエの幼虫(うじ)の分泌物から新種の抗生物質「Seraticin」を開発したと発表した。抗生物質に耐性を持つメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の一部にも効果があるという。 将来的には注射や飲み薬、あるいは塗り薬として治療に使えるようにすることを目指している。研究チームのノーマン・ラトクリフ(Norman Ratcliffe)教授は現状では一滴の精製されたSeraticinを作るにはうじが約20匹必要だが、今度はこの抗生物質を化学的に大量に合成できるようにした
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