会社を辞めた。 配偶者も、子も無し。税金を納めるために、せっせと働くロボットのような人生に疲れた。定年まで健康に生きれる保証なんてない。仕事を辞めたら死ぬまでにやりたいことの半分を順番にやっていく予定だった。 実際仕事を辞めて2年経った。辞めてからは廃人のような生活だ。死ぬまでにやりたいことのリストは、輝きも魅力も失った。それをこなしても、幸せな気持ちになる気がしなかった。自分では気が付かなかったけれど、きっと心が限界だったんだ。燃え尽きるといはこういうことなのかなと思った。自殺すれば、「死ぬくらいなら、仕事に行かなくてもよかったのに。」という。でも、仕事を2年も休めば、そろそろ働かないのかというプレッシャーはかかる。哀れみ、心配の眼差しに耐えれられるくらいなら、死んだりはしない。 自分の稼いだお金で生活しているのに、働いていないことの罪悪感がなかなか消えない。40年間刷り込まれた、"働か