2019年8月から4シーズンを過ごしたシュツットガルトから、リバプールへ去った遠藤航(30歳)。ドイツでその移籍についての情報が初めて伝えられたのは8月16日のことだった。 それから瞬く間に移籍が決まり、遠藤は19日、夢だったプレミアリーグのピッチを踏んでいた。同日ボーフムとのシーズン初戦を迎えたシュツットガルトでは、誰もに慕われたキャプテンがブンデスリーガ開幕直前に突然いなくなったことに驚き、ショックを受けている人たちがたくさんいた。 その一人が、シュツットガルトのレジェンドであるギド・ブッフバルト氏である。日本との縁が深い同氏はこれまで、キャプテンにまでなった遠藤のことを誇りに思い、温かい目で見守ってきた。遠藤のリバプール・デビューから数日後、炎天下の南ドイツのある街で開催中のサッカーキャンプで子供たちを指導中の同氏に、その胸中を語ってもらった。 ギドの本音「正直、信じたくなかった」