うわ、「ドライイースト」が容器からはみださんばかり! 3時間も放置したのにもかかわらず、「レーズンの酵母」は、ほんの少し膨らんだ程度でしょうか。 この差は、酵母の活動具合から来ています。生地が膨らむのは、酵母が糖分を食べて、二酸化炭素を出すためです。ドライイーストは、より活発に二酸化炭素を出したようです。 この差は焼いたパンにもはっきり表れました。 同じ重さのパン生地を焼いても、ボリュームがこんなに違います。 発酵部のみんなに食べてもらったところ、 「レーズンの酵母の方は固くて噛みきれない」「いや、この噛みごたえがいい」と賛否両論でした。 みなさんなら、「天然酵母のパン」と「ドライイーストのパン」、どちらを食べてみたいですか? 2つの違いは食感だけではありません。 思い出してみましょう。 天然酵母をとろうとすると、細菌が増えてしまい、異臭騒ぎを起こしたことがありました。酵母を育てることがで