(VTR:抗議運動) 香港の中心部で続く学生たちの抗議運動。3年後に迫った香港のトップ、行政長官の選挙をめぐって、中国が、民主派の立候補を事実上閉めだす制度を決めたことに、香港の学生たちの怒りが爆発したのです。 今晩は。香港では、学生や市民が、市の中心部を占拠する大規模な抗議運動を始めて、1週間余りになりました。抗議デモの規模はいくらか縮小し落ち着いてきたように見えますが、香港当局は、学生たちの要求をかたくなに拒否し、事態はこう着状態に陥っています。 そこで、今夜は、いったいどうしてこのようなことになったのか。そして、香港は今後、どうなってしまうのかについて、考えてみたいと思います。 19世紀半ば以降、香港はイギリスの植民地でしたが、行政のトップ総督は、すべてイギリス政府の指名で決まり、香港の大多数の市民は、政治とは無縁の生活を送ってきました。 ただ一点、香港の人たちの救いになっ
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