【東北工程】中国には何も言えない盧大統領 米日には物言う盧大統領、中国には…(下) ◆中国には何も言えない盧大統領 このような日本に偏向した北東アジア歴史財団の構成は、盧大統領の歴史認識とも深く関連しているように見える。中国は既に随分前から東北工程などの歴史歪曲を推進しているが、盧大統領は一度も公の場でこれを批判したことがない。 盧大統領による東北工程関連の発言といえば、2004年8月末に中国・人民政治協商会議の賈慶林主席と会った席で、「最近、この問題(歴史歪曲)が両国間の論争の種になっていることは大変遺憾だ」と言及したことがあるだけだ。盧大統領は2004年に中国の高句麗史歪曲が大きな問題に浮上していた当時も、8・15祝辞では沈黙を貫いた。 このような盧大統領の中国に対する態度は、「米国とも顔を赤らめるべきことは赤らめるべきだ」「言うべきことは言う」という対米姿勢や、「厳しい外交