今年も成人式がやってくる。 業界的には振袖の購入比率が3割程度まで落ち込み、後の7割がレンタルか親、姉、親戚から借りるなどして用意するというデータが出ているが、メーカーはその動向にヤキモキしている。当然レンタルが増えれば売上は減少し、生産量も減少していく。 肝心の呉服店はレンタルと購入の価格が均衡してきており、粗利益率を確保する為にはレンタルを奨励せざるを得ないという摩訶不思議なビジネスモデルが出来上がっている。 最近急激に力をつけてきているフォトスタジオは、もちろんレンタルが主流であるが、本業である写真をメインに振袖を0円という謳い文句で集客するところまで出てきた。これに対してはいささか不満ではあるが、写真業界からすれば、呉服店が振袖の成約特典として記念写真を何ポーズか無料にするというサービスの逆転発想であるから頭からは否定出来ない。 新しいところではブライダル関連企業が振袖までに進出し