世界各地の15歳の子どもを対象に行われた国際学力調査の最新の結果がまとまり、日本は「読解力」の平均得点がこれまでで最も高くなるなど、すべての分野で学力が改善したことが分かりました。 文部科学省は「少人数による指導などを続けてきたことが、成果を挙げてきているのではないか」と分析しています。 OECD=経済協力開発機構は、世界各地の15歳の子どもを対象に、「読解力」や数学、科学の「応用力」の3つの分野の学力について、3年ごとに調査しています。 今回は「数学の応用力」が重点的な分野で、日本の高校1年生などおよそ6400人を含め、65の国と地域から51万人が参加しました。 調査は毎回、参加する国や地域の数が変わり、分野ごとの問題の数も異なるため、単純な比較はできませんが、日本の平均得点や順位は3つの分野すべてで前回の2009年を上回り、学力が2回連続で改善しました。 なかでも読解力は調査が始まった