体調を崩したので医者に診てもらいたい--。日本なら多少の待ち時間はあっても、近所のクリニックに飛び込んで医師に検査や診察をしてもらえるでしょう。しかし、医療体制や健康保険制度はその歴史や文化的背景から、国によって大きく違います。パリ在住ライターとしてフランス人の健康事情をリポートする竹内真里さんが、フランスの医療と医療保険について解説します。そのポイントは「忍耐」--。【毎日新聞医療プレミア】 フランスで内科にかかろうと思ったら、必ず予約を取らないといけない。今日診てもらいたいのに、3日後と言われることもある。医師も権利を主張し、バカンスをしっかり取るし、さらにはストライキもする。飛び込み診療はまず無理と思った方がいい。 一般内科医の多くはアパルトマンの一室を診察室として開業している。受付も置かず、看護師もいない。受付、電話応対、会計のすべてを1人で担当する医師も珍しくない。完全予約制でも
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