【台北=田中靖人】台湾の馬英九総統は2日、与党の中国国民党の幹部会合で「党主席(党首)として最大の責任を負う」と述べ、統一地方選で惨敗した責任を取って党主席を辞任する意向を示した。3日の党中央常務委員会で正式発表する。馬総統は中国の習近平国家主席との首脳会談に意欲を示してきたが、党主席を辞任することで会談はほぼ不可能となる。 後任を選ぶ主席選は、来年1月中旬までに行う。 馬総統は中台首脳会談に意欲を示し、11月に北京で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)が「最良の場」だと主張してきた。中台は双方の統治権を認めていないため、「総統」「国家主席」の肩書での会談は困難。APECは経済圏の代表の会合とみなされるため肩書の問題は回避できたが、中国側が馬氏の参加を拒否した。 その後、国民党と中国共産党の「党首会談」説が浮上。馬総統が国民党創始者、孫文の没後90年の来年3月に陵墓がある南京での会
![台湾の馬総統が3日に党主席辞任 「党の肩書」失い、中台首脳会談は絶望的に - 産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aa688547736f6fa6943226aa3ab1af0acdfe9177/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fapr_news%2Fimages%2Fv1%2Fbasic%2Fnews_ogp.jpg)