テレビ大赤字3兄弟とはソニー、シャープ、そしてパナソニックである。ソニーの平井一夫社長は今年の社長就任時に「テレビ事業は重要な商品」と宣言したが、結局抱えたテレビ事業がアダとなっている。今回は、相変わらずテレビ事業を抱えて赤字を垂れ流している3社の経営状況と今後を分析する。 ■ソニー ソニーのアキレス腱は儲かっている商品がないこと。エレクトロニクス事業がグローバル市場での存在感を失っていること。パナソニック、シャープと同じだ。 ソニーの主力4事業のうち、安定収益源となっているのは、デジカメや放送用カメラのデジタルイメージング部門だけ。平井一夫(カズ)社長の故郷であるゲームは、スマホ用ゲームに食われ苦戦中。モバイル(携帯電話)とテレビは、もはや米アップルと韓国・サムスン電子の敵ではない。 ソニーは、テレビでは画質にこだわった高品質な商品を提供する企業だった。徹底して高画質技術を追求し続ける選
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