児湯郡川南町の下水汚泥畜糞堆肥化施設の問題。 川南町は、大規模な畜産経営化のため排出される大量の畜糞尿の処理に困っていた。 環境法が厳しくなり、施肥と称する野積みや素堀りが禁止され、解決策を探していた。 S&K 山有(株)が開発したYM菌を使って堆肥化すれば、悪臭を出さない画期的な処理施設ができるというふれこみに飛びついた。 一部の住民たちは、公害防止協定を結び、公害を出さないことを条件に施設建設に同意した。 しかし、S&K山有が、「菌体」と呼び、運び込まれる物質が、実は鹿児島の下水汚泥を原料にした堆肥であること。 その下水汚泥堆肥と町内の畜糞や下水汚泥を混合して作る「堆肥化施設」だと知った住民たちは建設に強く反対し反対運動が起こった。 町は環境悪化や種鶏の病疫を恐れる誘致反対住民の声を無視し、誘致した上、畜産課から3年間で約1億2千万円の補助を山有に与えた。 議会への説明では、