第199回 インドにおけるEM試験(バナナ、トマト、ザクロ) 2024.10.17 EM柴田農園の50から畑人 | 柴田和明・知子
児湯郡川南町の下水汚泥畜糞堆肥化施設の問題。 川南町は、大規模な畜産経営化のため排出される大量の畜糞尿の処理に困っていた。 環境法が厳しくなり、施肥と称する野積みや素堀りが禁止され、解決策を探していた。 S&K 山有(株)が開発したYM菌を使って堆肥化すれば、悪臭を出さない画期的な処理施設ができるというふれこみに飛びついた。 一部の住民たちは、公害防止協定を結び、公害を出さないことを条件に施設建設に同意した。 しかし、S&K山有が、「菌体」と呼び、運び込まれる物質が、実は鹿児島の下水汚泥を原料にした堆肥であること。 その下水汚泥堆肥と町内の畜糞や下水汚泥を混合して作る「堆肥化施設」だと知った住民たちは建設に強く反対し反対運動が起こった。 町は環境悪化や種鶏の病疫を恐れる誘致反対住民の声を無視し、誘致した上、畜産課から3年間で約1億2千万円の補助を山有に与えた。 議会への説明では、
発酵菌(YM菌)とは、株式会社山有(鹿児島県)が開発した菌で、 鹿児島市の下水道汚泥の肥料化に使用しており、20年以上の実績 があり安全性が確認されている超高温で発酵する好気性菌である。 ・YM菌による発酵温度は摂氏85度以上で発酵する。 ・発酵完了までが50日前後で、短期間で完熟堆肥が製造できる。 ・悪臭を発する有機廃棄物をYM菌と混合すれば臭いが軽減する。 ・発酵設備はコの字型堆積槽で、運転経費も安価である。 ・発酵温度が高いので雑菌が死滅する。
クリスマスの朝から、議会で学習会がありました。 それは、政新会の主催による「下水道汚泥処理の堆肥化について」のテーマで、佐賀大学農学部の染谷孝助教授による講演会で、全議員に案内があったものです。 染谷先生は、堆肥化の意義、慎重にしないと有害物質を含んでいる場合は「有機農産物」によってかえって健康被害が起きることもあるということ、それだけに「良質な堆肥」をどうつくるか、ということ、また、巷でいわれているEM菌、YM菌、キトサンなどによる堆肥化の有効性について、科学者の立場からの評価・検証をされました。 詳しい中身は、また別に譲るとして、印象的だったことを。 物事を評価するときに、科学的な見地が大事だということ。 たとえば、EM菌は有効である、ということについて 1、比較対照するデータをもって検証すること 2、同じ土俵で比較すること 3、誰が、どこでやっても同じ有効性が現われるかどうか、で判断
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