米マクドナルドは、日本マクドナルドホールディングスの株を、商社またはファンドに一部売却する見通しだ。その場合、サラ・カサノバ社長兼CEO(写真右から2番目)は退任する可能性が高い。写真は10月15日に開催された新戦略発表会の模様(写真:秋元忍) 米マクドナルドが、約5割を保有する日本マクドナルドホールディングス株の売却に動き始めたことが明らかになった。大手商社や外資系投資ファンドなどに一部株式の買い取りを打診している模様で、実現すれば米マクドナルドは筆頭株主でなくなる公算が大きい。背景には長引く販売低迷と業績不振があり、新たな筆頭株主が現れれば、米本社から送り込まれたサラ・カサノバ社長兼CEO(最高経営責任者)らの幹部は、退任することになりそうだ。 フランチャイズチェーン(FC)店を運営するオーナーなど関係者には動揺はみえるが、一部には歓迎の声も上がっている。マクドナルドの日本事業の創業者