電通総研に立ち上がった「アクティブラーニング こんなのどうだろう研究所」。アクティブラーニングについてさまざまな角度から提案を行っていきます。このコラムでは、ラーニングのアクティブ化に活用できそうなメソッド、考え方、人物などを紹介していきます。 小学校3年生でイギリスの学校に転校して、「自分でお金を稼ぐ」という概念に出合うことになる。それは、朝とランチの時間の間にある長めの休み時間のことだった。 校庭で「リンゴ」が売られていて、多くの子どもたちがそれを買ってはおいしそうに食べていた。それを見た私もリンゴが食べたくなった。だが、よく考えたらお金を持っていない。そうか、イギリスの小学生は学校にお金を持ってきているのか。これは、ロシアには無いことだ。小学校低学年はお金を持っていないのが普通である。不思議に思い、何でお金を持っているのかと早速一緒にいた同級生に聞いてみた。すると、なんと「稼いだ」と